嫌われ松子の一生

農業の仕事が終わり1ヶ月が過ぎました。
仕事をしていたころは、休みが欲しくて仕方なく、専業主婦を夢見ていたのに、いざ専業主婦になると、暇を持て遊ばしています。
大掃除もポツリポツリとはじめていたので、ほとんど手を付ける場所がありません。

2週間前に書店に顔を出し、そこで「嫌われ松子の一生」が私の目に留まり、何気なく買って読んでみました。
ドラマや映画でも話題になっていることは知っていたのですが、私はドラマも映画も見てませんので、内容はまったく知りません。
買って見たものの、正直なところあまり期待してなかったのですが、これが予想に反して面白い!

19歳の川尻少年と、その叔母松子。この二人の視点から物語がミステリアスに描かれていて、松子がどんな人生を送ってきたのか、松子を殺害した犯人はだれなのか、ほぼ不眠状態で読んでいました。

彼女の人生が狂いだしたのは、校長のセクハラ未遂事件が始まりなのでが、松子の歪んだ性格が、自身の人生を狂わせたのだと思います。しかし、父親の愛情をほんの少しでも受けていたならば、違った生き方をしていたのではないかな?と最後に読み終えてそんな感想を持ちました。



嫌われ松子の一生(上)


by akemana  at 16:41 |  書籍 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

教室の悪魔




今年は子供たちが、虐めを苦に自ら命を落とす出来事がとても多い年でした。
皆さんもご存知の通り、私には3人の子供がおり、最近では次女のトラブルであたふたされてしまいました。
今回は小さな出来事で終わりましたが、今後いつどうなるか解りません。もしかしたら虐めの被害者・加害者になる可能性だってあるわけです。
親として虐めにどう対処してよいのか、考えあぐねていたときに、この本を紹介されていたサイトを見つけ、早速購入しました。

著者の山脇由貴子さんは、児童相談所の心理司として、年間100人以上の相談や治療を受け持ち、数々の虐め問題を解決された方のようです。


ブログなどでは虐めは良くないが、命を絶つのはもっといけないことだと訴える方もほとんどです。実際に私も同じ事を思っていたのですが、虐められている子供は虐めによって考えるの能力を失い、私たちが想像してる以上に、生易しいものではないようです。

また、テレビやネットでも虐めに気がつかなかった親の責任もあると言う意見もあり、こちらも同じ考えでした。

しかし、山脇さんは反対のことを仰ってます。
親が気がつかないのは当然で、子供は、両親に気づかれないよう至って普通に生活をしており、またちょっとした変化に親が気付き「元気が無いな。どうした?」と聞くと「今日は部活がきつかったからね」と言ったような返事が返ってくる事が多いため、親もそこで安心しきってしまうのだそうです。
子供は親に心配かけまいとして虐められていること打ち明けられずにいるのではなく、虐めがわかると、両親は必ず学校に子供が虐められていると報告するだろう。そうなると虐めは益々エスカレートする。そのことを恐れている。

何故そんなにひどい虐めを受けているのに、学校を休もうとは考えないのか?
虐めている子供たちは、学校や親に知れることを恐れているのだそうです。
そのため、学校を休まれると虐められていることを親に告げ口したのではないか?とビクビクしている。
ですから、被害生徒を脅迫して、学校を休ませないようにする。

虐めが発覚すると、親は学校側に原因の究明を求めようとします。
しかし、双方の意見が違って当然で、ふざけ半分のつもりでやった。とか、からかっただけだと。虐めがあった事実を否定するのは目に見えています。
また、責任を学校に押し付けるのは、学校側と敵対関係をつくるだけで、それでは問題の解決にはなりません。

虐めは確かにあったのだから、原因を究明しようとは考えず、責任を学校に押し付けず、担任・校長・副校長(教頭?)を間に挟み、被害生徒と加害者の中心人物となった生徒の両親が、同じことを繰り返さないためには今後どうしたら良いのか、じっくりと根気良く時間をかけ、建設的な話し合いを何度もするのが一番の解決策なのだそうです。

思い出したのですが、子供が虐めを苦に命を絶たれた遺族のご両親も、学校に責任を押し付けたり、原因を究明するのは簡単だが、それでは問題は解決しない。これは被害者・加害者だけの問題ではなく、学校・PTA全体の問題なのだから、虐めを繰り返さないためには、今後どうしたら良いのか話し合うべきだ。そうで無いと、自殺者が出てもまた、虐めっ子たちは次のターゲットを搾り出して、同じ過ちを繰り返す。と話していた方がいて、とても考えさせられました。

メディアでは、コメンテーターが色々言いますが、それは客観的な立場で言えるからで、メディアに流されてはいけない。私の考え方を全てと言ってよいほど覆されてしまった1冊でした。



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