ガス漏れ、2日前に初報 特定できず 厳冬の北海道北見市で、住民が次々と倒れ、3人が死亡、2人が重体となるガス漏れ事故がおきた。付近には避難勧告も出され、住民が近くの学校に避難した。ガス会社が周辺で最初にガス漏れを検知したのは2日前。その後、何度も検査を繰り返したにもかかわらず、惨事を防げなかった。
現場近くから「警報器が作動した」との通報が最初にあったのは17日正午ごろ。ガス漏れが発覚する2日前だった。
18日から19日にかけて3人が亡くなった民家3軒は、道路沿いに並んでいる。男性1人が亡くなった隣の家では19日、長女(27)が一酸化炭素中毒で入院した。
父親(54)によると、2階の部屋にいた長女は18日夜、「体調が悪い。気分が悪い」と、1階にいた両親に訴えていた。19日午前1時ごろにも就寝中の両親の部屋を開け、気分の悪さを訴えた。父親はガスのにおいなど異変には気づかず、「ゆっくり休みなさい」と話したという。
長女は一夜明けても気分がすぐれず、19日朝、タクシーで病院へ。一酸化炭素中毒と診断され、そのまま入院した。
住民の間では、18日に女性が死亡した時から、「ガスのにおいがしていた」との声が出ていた。近くに住む女性(65)が聞いた話でも、「ガスがおかしいのではないか」との話になり、北海道ガスに連絡した。
18日午前9時、北海道ガスは現地で掘削調査を始めた。しかし、ガス漏れの個所を特定できなかった。住民によると、現場に来たガス会社の従業員は「問題はないと言った」という。
現場の約100メートル南に住む公務員(60)は、警察や消防から「最近、道路工事をしていなかったか」と再三問い合わせを受けたという。しかし、思い当たらない。「なぜ突然ガス漏れが起きたのか」と、首をかしげた。
■北海道ガスの対応
<17日>
正午ごろ 住民から「ガス警報器が作動した」と通報。屋外マンホールで微量のガスを検知。翌日に本格的な調査をすることに
午後5時10分ごろ 住民から警報器作動の通報。検知したガスが微量だったため翌日に対応することに
<18日>
午前9時 現地で掘削調査したが、ガス漏れ個所を特定できず
<19日>
午前5時半 北見市田端町の住民から警報器作動の通報。台所・洗面所などの排水口で微量のガス漏れを検知したが、外部のマンホールを開けたところ検知しなくなったため、使用再開を許可
午後0時45分ごろ 北見署から「ガス臭く頭が痛い」と住民からの通報があったとの連絡。周囲を巡回し、2軒で応答がないため北見消防署に確認を依頼
午後2時以降 倒れている人が見つかったとの連絡が北見消防署から相次ぐ
地元で起きた事故で本当に驚きました。
娘の同級生、アルバイト員が近隣に住んでいるため、主人が電話を入れて安否の確認を取ったそうです。
亡くなられた方には言葉もありません。
北見市は昨年都市ガスから北ガスに変わり、また、ガス漏れを引き起こした配管は40年前に設置されたもので、かなり古くなっていたそうです。
点検の際には異常が見られなかったと言うのですが、2日前に住民からガス漏れの通報があった際、わずかながらガス探知が作動したそうですが、場所の特定が出来ず翌日検査を行うことになっていたというのです。
ガス探知が作動した時点で翌日とは言わず、早急の対応を行って入れば、こんなことにならなかったのではないかと思えてなりません。亡くなられた方には心からご冥福をお祈りします。